6年生になって、子どもが急に中学受験したいと言い出しました
前の記事に書きましたように、現在、4年生から中学受験の勉強を始めるのが一般的です。
6年生から受験勉強を始めるのは、かなり遅れをとっているといえましょう。
絶対に無理ではありませんが、負担は大きいです。
とはいえ、なかには6年生になって中学受験を希望する場合もあるでしょう。
6年生から中学受験を始めるとしたら、どうしたらいいのか、考えてみたいと思います。
まず、過去問を見てみましょう。
気になる学校があれば、その学校の過去問を見ることです。
学校によっては、小学校の勉強+αで対応できるところも多いです。
入試の際、どの程度の力が必要なのか具体的に見ることで、今後の計画が立てやすくなります。
中学受験の経験がない方にとっては、中学受験の過去問はとても難しく感じられるかもしれません。
ですが、中学受験の場合、すべての問題を解く必要はありません。
多くの学校での合格者平均は、大体6割から7割程度です。
正解率が高い問題を確実に解くことができるようになれば合格は望めます。
今後、受験勉強を進めるにしても、あきらめるにしても、この段階での実力をみるために、模擬試験を受けてみましょう。
その際、首都圏模試や代々木模試のように、小学校の指導要綱にそった模試をお勧めします。
塾系の模試は、その塾生向けの内容で、いままで受験勉強をしていない子には手も足もでないケースもあるからです。
模試を受けてみて、各学校の偏差値や自分の偏差値が分かれば、どの程度の学校が望めるかが見えてくると思います。
夏休みが終わるまでに範囲が一通り勉強できて、秋に入試問題、冬休みから過去問できれば、望みは大きいです。
ただし、お子さんが1人で学習を進めるのは、とても難しいです。
進学塾によっては、6年から入塾できないところもありますし、入塾できたとしてもカリキュラムが進んでいるので、ついていくのが難しいでしょう。
その場合、中学受験に対応している個別指導の塾に通うか、家庭教師を利用する方法があります。
ただし、大手進学塾に比べて情報や指導力が不足するケースもありますので、親御さんのフォローは必要です。
進学塾と併用して個別指導塾、家庭教師を利用することでカリキュラムの差を埋める方法もありますが、いずれにしろ、お子さんの負担は少なくないので、受験する可能性があるのでしたら、早めにスタートすることをお勧めします。
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