SAPIXでクラスアップ対策
SAPIXは、中学受験塾のなかでもクラス変動が激しいです。
最上位αクラスからAクラスまであり、大きな校舎では20近くのクラスがあります。
このような事情から、他の塾よりも、クラスアップに必死になります。
SAPIXは、多くの中学受験塾の中でもハードな塾です。
御三家や難関校に多くの合格者を出し、御三家や難関校に焦点をあわせたカリキュラムとなっています。
そのため、難易度、量、スピード、どれをとっても、小学生が1人でこなすには困難です。
保護者の方がカリキュラムを把握し、家庭学習でやることをマネジメントすることが必要です。
SAPIXでつまずく理由で多いのは、「量が多すぎてこなしきれない」ことです。
デイリーサピックス、デイリーサポート、基礎トレ、算数B、ウィークリーサピックスなど、プリント教材が膨大にあります。
6年生になれば、「土曜特訓（土特）」も始まり、通塾日数、宿題の量が増加します。
とても、すべてをこなすことは無理です。
すべてこなそうとすれば、消化不良になり、決して成績は改善できません。
SAPIXでクラスアップするには、優先順位をつけ、「やるべきことを絞ること」が大切です。
大量の教材や宿題のなかから、本当に必要なものだけを選択しましょう。
やることを絞って、確実に課題をこなすことこそが、クラスアップの秘訣です。
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SAPIXでクラスアップするには、「マンスリーテスト」の点数を上げることが最優先となります。
「マンスリー確認テスト」は、最近1ヶ月前の学習範囲が出題範囲となります。
出題されやすいところを対策すれば、得点しやすいテストです。
マンスリーテスト前に、「出題範囲で理解不足のところを確認する」、「テストに出題されそうなところを解けるようにしておく」が大切です。
SAPIXでは、「組み分けテスト」対策も大切です。
「組分けテスト」は、「マンスリーテスト」と異なり、クラスの変動幅に制限がありません。
点数が悪いと、大幅にクラスが下がることもありえます。
また、「組分けテスト」は、数カ月間の学習範囲から出題されます。
授業内容を、いかに定着できるかがポイントになります。
成績を上げるには、「テストの見直し・解き直し」が大切です。
間違えた問題は、理解不足だったのか、ケアレスミスなのか、時間不足だったのか。
間違えた原因を突き止めて、その都度、解消しておきましょう。
SAPIXで、御三家・難関校を目指す場合、αクラスに在籍していることは必須条件と言えます。
αクラスに上がるためには、「デイリーサポート」のE問題（★★★星3つ）を解けるようにすることが必要です。
とはいえ、現実的には、そこまで手が回らないご家庭がほとんどだと思います。
その中で、いかに効率的に勉強できるかが大切です。
このようなクラスアップ対策を、小学生のお子さんが一人でやるのは無理です。
SAPIXでクラスを上げるには、指導する側がSAPIXに詳しいこと、高い指導力があることがどうしても必要になります。
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